Thuluth Jali

هود : 86

هود : 86

“That which is left by Allah for you (after giving the rights of the people) is better for you, if you are believers”.

(Surah Hud: 86)

Berita Dari Jepun

200812_12_90_c0067690_4245090(Blog dari Jepun)

マレーシアの書道家

Restu財団のアート・コンプレックスには8人のカリグラファーがいるが、その中のCalligraphy Senior ExecutiveのAbdul Baki Abu Bakarさんの話。
メールではバキ・バカルと書かれているので、ここではそう呼んでいく。

↑ (ご本人から「写真でイスラーム」への掲載許可を受けています)

これは、バキ・バカルさんとその作品である。いくつかの作品を紹介してくれたが、いずれもスルス・ジャリーディーワーニー・ナスヒー・ナスタリークなどを使って堂々たる作品になっている。装飾はデザイナー&カラーリング(中東ではテズヒーブを書くこと)を行なう専門家が行なう。ここにはそういった専門家が16人もいるのだ。したがってカリグラファーは純粋に文字を書くだけだという。これだけの大きな作品で文字がびっしりだとさぞ時間もかかるだろうと思ったが、4日間で書いたものだという。

彼は、トルコのIRCICA(イルシカと読む)の第7回のInternational Calligraphy CompetitionでのIncentive Prizesを受けている。それも特に難しいJaly Thuluth(大きいスルス)書体部門である。マレーシアでNo,1ということになる。

彼は、本田孝一氏の作品をさし素晴らしいといい、また本田氏のテクニックはすごいという。
ع
アインという文字を頭の部分をまず左から右へ書き(先端の細くなるところは輪郭を書いてなかを塗るという中東でも一般的に行なわれる方法を用いる)、そして、その次に始点のところから第2筆を継いでいくことしかできないと思っていた。しかし、本田氏は右から滑らかに弧を描きながら左へ行き、細くしたところからそのまま続いて下にと筆が続いていく。見事なものだと感嘆することしきりであった。

また、後日その件について先生から伺うと、彼はとても素直で、アインの書き方を熱心に聞き、そしてわずか2時間ほどのちにはもうアインをなめらかに書けるようになっていたという。

若くて、素直で柔軟、しかも同僚が「彼はいつも書いている」というほど、修練たゆまぬ努力を重ねている。

Khat Nasta’liq

Al-Majma' At-Turathi Al-Islami Al-Malizi

Al-Majma' At-Turathi Al-Islami Al-Malizi